2018年7月と9月(Advance)に発売された新型フォレスター。
まだ発売より日が浅いのですが不具合報告などはあるのでしょうか。
また、リコール情報などあるのでしょうか。またリコールがあるのならば、対応状況はどうなっているのでしょうか。
今回は、フォレスターの不具合とリコール情報について調べてみました。
スバルフォレスターの不具合報告はどんな感じ?
https://www.webcg.net/
スバルフォレスターの不具合情報は、少しながら出てきているようです。
まずは、国土交通省に届出されている不具合情報が1件ありますので確認しましょう。
9月27日新型フォレスターの電動式リアゲートステー取付用ブラケットに不具合の恐れがあるとして、
国土交通省に改善対策を届け出ました。
https://response.jp/
対象となるのは、2018年7月3日~8月6日に製造された2044台です。
原因としては、電動リアゲートに取り付けられているリヤゲートステー取付用ブラケットにおいて、
製造管理が不適切なため、ポールスタッドのカシメが不十分なものがあり、そのために、
リヤゲートやリヤゲートステーが降下する恐れがある、とのことです。
改善措置としては、全車両、ブラケットのポールスタッド部を点検、カシメが不十分なものは、
良品に交換する対策を講じます。
いまのところ、不具合は0件で、事故は起きていないとのことです。
このほかに、ネット上や公式サイトで寄せられている不具合について確認しましょう。
①加速時ノッキング
エンジンの不自然な振動や異常音が鳴ることですが、原因として、ECU(エンジンコントロールユニット)
の不具合や、ミッションの不具合が多いようです。
ディーラーにECUのミッションの交換をしてもらうことで改善するようです。
②ボンネットからの異音
走行中あるいはエンジン停止後にボンネットから異音が聞こえてくる不具合。
ボンネット内にあるねじが緩んでいることが原因です。ただし、単にねじの緩みというだけではなく、
原因不明のこともあるので、一度ディーラーに持っていくのが良いかもしれません。
部品交換など、対策が必要なものとしてはこの2点となります。
不具合かな?と思われますが、そうでないものが以下の2点です。
https://car-moby.jp/
・ABS・ECOランプの異常点灯・点滅
普通に運転しているときに、ABSランプが点灯して消灯したと思ったら、ECOランプが点滅する、
という事象です。
突然点灯・点滅が起きたらびっくりしていしまいますが、これは不具合ではなくて、
ウィンカーやブレーキランプの「ランプ切れ」を知らせているのです。
何か故障かなと不安になりますが、この事象が起きたらディーラなどに入庫しましょう。
・エンジン冷温時のアイドリング異音
こちらも異音ですが、夏場のエンジンのかけ始めの際に、「ボッボッ、ボボッ、ボボボボッ、ボッボツ」
というリズムで異音が発生し、マフラーからも同じリズムを刻みます。
これも不具合ではなく、燃費改善のための調整が利いている状態で出る音です。
全く問題ないのですが、気になる人が多いので改善プログラムが提供されています。
どちらにしても、何か不具合があったらディーラーに持っていきましょう。
スバルフォレスターのリコールの情報を知りたい!
https://car.watch.impress.co.jp/
新型フォレスターのリコール情報を見てみましょう。
新型フォレスターのリコール情報ですが、完成検査における合否判定が不明確な可能性があり、
道路運送車両の保安基準に関する検査が適切に行われていなかったため、
全車両、指定整備工場において点検及び、自動車検査員による確認を行う、というものです。
リコール対象車種は2018年1月9日から2018年10月26日までにスバルで完成検査を完了して、
工場を出荷した車両が対象となります。
https://car.watch.impress.co.jp/
完成検査における不適切行為があったようで、資格のない検査員が検査していたという以外に、
例えば部品欠品しているのにもかかわらず、完成検査を受けさせて通過していたり、
ブレーキ検査を本来定められているのと異なる方法で行うなどしていたようです。
再度点検、確認を行って不具合があるものは当然改修を行うということです。
ちなみに対象車種は、フォレスターのみではなく、レガシィ、WRX、レヴォーグ、インプレッサ、
エクシーガなど、合計97,001台ということで、相当広範囲にわたっています。
なお、10月26日製造分以降は、再発防止策を実施し検査工程の健全性が確認できた、
ということで、現在は通常に稼働しているようです。
スバルフォレスターの不具合とリコール対応状況まとめ
http://www.chubu-jihan.com/
不具合とリコール対応状況は以上のような状況です。もう一度まとめてみましょう。
そもそもリコールとなっている事案は、新型フォレスターに特定されず、
工場の検査工程の不適切行為が原因となっていました。
新型フォレスターに特定される不具合については、電動式リアゲートステー取付用ブラケットに不具合の恐れ
があるというものがありました。
原因は、ポールスタッドのカシメの不徹底で、対象は2018年7月3日~8月6日に製造された2044台でした。
これは国土交通省に届出がされています。
他の不具合としては、
エンジンの不自然な振動や異常音が鳴ってしまうという加速時ノッキングがありました。
原因としては、ECU(エンジンコントロールユニット)の不具合や、ミッションの不具合が多いようでした。
ディーラーにECUのミッションの交換をしてもらう必要がありました。
また、走行中あるいはエンジン停止後にボンネットから異音が聞こえてくる不具合もありました。
原因はねじのボンネット内にあるねじが緩んでいることが原因でした。
ただし、単にねじの緩みというだけではなく、原因不明のこともあるのであやしいときは、
ディーラーに入庫しましょう。
ただし、・ABS・ECOランプの異常点灯・点滅は不具合に思えますが、これは不具合ではなくて、
ウィンカーやブレーキランプの「ランプ切れ」のお知らせでした。
また、・エンジン冷温時のアイドリング異音は、夏場のエンジンのかけ始めの際に、
一定のリズムで異音が発生し、マフラーからも同じリズムを刻むという事象がありました。
これも不具合ではなく、燃費改善のための調整が利いている状態で出る音でした。
こちらは、全く問題ないのですが、気になる人が多いので改善プログラムが提供されていましたね。
このほか、また11月に大規模リコール事案が発生していますが、新型フォレスターは対象になっていません。
原因はエンジンのバルブスプリングの不具合でした。
https://motor-fan.jp/
ただしこの不具合はエンジンのバルブが閉まらなくなってしまうなど、エンジンの根本的な動作にかかわる
問題となりますので、リコール対応となりました。
ただし、スバル車に搭載されている水平対向エンジンは直列エンジンと異なり、
車載状態でスプリングを交換することができないので、エンジンをいちいちおろしてスプリングを交換するという
大変手間のかかる方法を取らざるを得ないようです。
ここのところ立て続けに大規模なリコール事案が発生してしまいました。
起こってしまったことは仕方なく、今後の再発防止策をしっかりとることによって、
今までより信頼できる体制をいち早く構築することが大切だと思われます。
そして、リコールの対象となっている顧客、つまり、すでにスバルのクルマを購入している顧客を
より大切にしていくことが必要だと思われます。
https://www.subaru.jp
新型フォレスターは、アイサイトをはじめとする乗る人の安全性と楽しさを重視するクルマでした。
せっかくこうした素晴らしいクルマを作っているのですから、今回の事件をきっかけに、
より乗る人=顧客を大切にする体質になっていったらより素晴らしいですね。
スバルフォレスターの不具合とリコールについてはこちらをチェック!