トヨタ・新型RAV4と三菱・エクリプスクロスを比較した場合、どの様な違いや特徴があるのでしょうか。

 

新型RAV4は、ヨーロッパ圏や北米など世界200カ国で販売が行われている世界戦略販売車となりますが、

同じく世界展開を行っている三菱・エクリプスクロスをライバル車として比較する方も

多いのではないでしょうか。

 

ライバル車の特徴を知っておくことは、自動車を購入する際に非常に大切な事となり

1つの判断材料ともなるため、ぜひ両車の概要を知っておきたいところです。

 

そこで今回は、新型RAV4とエクリプスクロスにはどの様な違いや特徴があるのか、

質感や価格はどの様な差があるのかなどを中心に、トヨタ・新型RAV4と

三菱・エクリプスクロスの比較について解説をしていきます。

 

新型RAV4:エクリプスクロスとの比較その1・外観の比較

引用:https://godzilla-japan.com/

トヨタ・新型RAV4と三菱・エクリプスクロスは、共に日本を含めた世界での販売が行われている

世界戦略販売SUVですが、この両車の外観はどの様な違いや特徴があるのでしょうか。

 

新型RAV4の外観は、海外専用販売車であった先代モデルからキープコンセプトでデザインが

行われていますが、どちらかと言うと1990年代~2000年代に掛けて大ヒットを記録し同じく

トヨタから販売が行われていたハイラックス・サーフを連想させるスポーティーなフロントフェイス

であることが特徴です。

 

フロント部分にはトヨタ車の象徴でもあるキーンルックと呼ばれるコンセプトが採用されている事から、

シャープさと重厚感ある外観に仕上げられている事も新型RAV4の大きな特徴となります。

 

また、トヨタ・ハリアーやマツダ・CX-5の様に丸みを帯びたボディではなく、クロスオクタゴン

と呼ばれる八角形の造形を組み合わせたデザインである事から、箱型に近いボディデザインと

なっており力強さが表現されている事も新型RAV4における外観の特徴です。

 

一方の比較対象となる三菱・エクリプスクロスの外観は、フロント部分に三菱自動車の

グローバルコンセプトでもある、ダイナミックシールドと呼ばれるデザインが採用されており、

躍動感とシャープさを兼ねそろえた外観である事が特徴です。

 

新型RAV4のデザインと同じく全体的に角張ったボディ形状が特徴ですが、リヤゲート部分の落とし込みが

トヨタ・プリウスなどの車種と似ている事から、クーペ型SUVと呼ばれるデザインとなっており、

リヤ部分のデザインは両車で大きく異なる形状となっている事も1つの特徴となります。

 

また、外観部分の至る箇所にメッキ加飾の施されたパーツが採用されている事から、新型RAV4よりも

ラグジュアリー感の高い外観となっている点も、エクリプスクロスの特徴だと言えますので

参考にして下さい。

 

新型RAV4:エクリプスクロスとの比較その2・内装の比較

 

引用:https://godzilla-japan.com/

 

トヨタ・新型RAV4と三菱・エクリプスクロスの外観は、ボディの形状やメッキパーツの有無により

重厚感やラグジュアリー感などの部分で違いがある事が分かったと思いますが、この両車の内装部分は

どの様な違いや特徴があるのでしょうか。

 

トヨタ・新型RAV4の内装は、グレードによってブラックとライトグレーの2種類が設定されており

ブラック系はシックでラグジュアリーな感じが、ライトグレーは明るくアグレッシブな感じが

表現されています。

 

また、センタークラスターパネルやドアトリムなどの部分は、外観と同じくやや角張った

デザインとなっており合成皮革やカラーステッチによって加飾が行われているため、

極力プラスチック感を減らし内装カラーにアクセントを加える工夫がなされている点も特徴です。

 

全体的な各スイッチ類は、他車種と同じくセンタークラスターパネル付近に集約されているため

使い勝手が悪いという事はありませんが、一般的な自動車のエンジン始動スイッチはステアリングの

右側に配置されているのに対して、新型RAV4の場合にはステアリングの左側に配置されている事から

この点に関しては慣れが必要となります。

 

一方の三菱・エクリプスクロスの内装は、全てのグレードでブラックを基調とした

デザインが採用されており、シフトボックスやエアコンパネル部分はシルバーに加飾されているなど、

適度なメリハリとアクセントがつけられている事が特徴です。

 

全体としての質感は決して悪いものではありませんが、ダッシュボードやドアトリムなど

目につきやすい部分に関しては、新型RAV4の様に合成皮革やステッチ加飾が施された内装材は

使用されておらずプラスチック感の強いデザインとなっている事も、エクリプスクロスの内装部分における

1つの特徴として挙げられます。

 

その他のスイッチ類などの位置は、新型RAV4とほぼ同じ設計となっていますので使い勝手に関して

大きな差や違いは無いと言えますが、質感についてはプラスチック感の少ない新型RAV4の方が

優れていると言えますので参考にすると良いでしょう。

 

新型RAV4:エクリプスクロスとの比較その3・ボディサイズの比較

引用:https://godzilla-japan.com/

トヨタ・新型RAV4と三菱・エクリプスクロスは、共にクロスオーバーSUVタイプの車両となりますが、

この両車のボディサイズはどの様な違いがあるのでしょうか。

 

トヨタ・新型RAV4のボディサイズは

全長:4,600mm
全幅:1,855mm
全高:1,685mm~1,690mm
ホイールベース:2,690mm

 

となっており、初代モデルの販売開始当初は5ナンバー車サイズであるコンパクトSUVとして販売が

行われていましたが、5代目モデルとなる新型RAV4は本格的な3ナンバーサイズSUVとして

ボディサイズが大幅に大きくなった事が特徴です。

 

これは、同じくトヨタから販売が行われているランドクルーザープラドと比較すると全長は-225mmと

短くなりますが全幅は同サイズとなり、同じくSUVであるハリアーと比較すると

全長は-170mmですが全幅は+20mmである事から、これらの車種と同クラスの大きさになると言う事が

分かると思います。

 

そのため、先代モデルまでのRAV4の車両感覚とは大きく異なるため、購入を検討している場合には

注意が必要となりますので覚えておくと良いでしょう。

 

三菱・エクリプスクロスのボディサイズは

全長:4,405mm
全幅:1,805mm
全高:1,685mm
ホイールベース:2,670mm

 

となっており、全高を除いたボディサイズは新型RAV4よりも一回りから一回り半ほどエクリプスクロスの方が

小さくなっている事が特徴です。

 

こちらは、同じく三菱から販売が行われているアウトランダーと比べると全幅こそ同サイズですが

全長は-290mm短くなるため、極めて5ナンバー車サイズに近い3ナンバー車となりますので

参考にすると良いでしょう。

 

新型RAV4:エクリプスクロスとの比較その4・エンジンや燃費の比較

 

引用:https://godzilla-japan.com/

トヨタ・新型RAV4と三菱・エクリプスクロスは、街中での走行や悪路でも快適に走行を行う事のできる

SUVですが、この両車に搭載されるエンジンや燃費にはどの様な違いがあるのでしょうか。

 

トヨタ・新型RAV4には従来型のガソリン車とハイブリッド車の2種類が設定されており、

ガソリン車に搭載されるエンジンは2,200cc、最大馬力は171馬力、燃費は国際測定基準方法である

WLTCモードで15.2km/L~15.8km/Lとなっています。

 

また、ハイブリッド車に搭載されるエンジンは新開発の2,500cc+モーターのハイブリッドシステムが

搭載されており、システムの最大馬力はガソリン車を上回る221馬力、燃費はWLTCモードで

20.4km/l~21.4km/Lとなります。

 

一方の三菱・エクリプスクロスには、従来型のガソリン車とクリーンディーゼル車の2種類が設定されており、

ガソリン車に搭載されるエンジンは1,500ccのターボエンジンとなり最大馬力は150馬力、

燃費は従来の測定法であるJC08モードで14.0km/L~15.0km/Lとなります。

 

また、クリーンディーゼル車に搭載されるエンジンは2.300ccのターボエンジンとなり最大馬力は145馬力、

燃費はWLTCモードで14.2km/Lとなります。

 

この両車は、搭載されるエンジンの形式や燃費の測定基準方法が異なるため一概に比較することは

できませんが、エンジンの排気量が多く国際基準の燃費測定法を取り入れているなどを考慮すると、

エンジン性能や燃費面は新型RAV4の方が優れていると言えますので、参考にすると良いでしょう。

 

新型RAV4:エクリプスクロスとの比較その5・価格の比較

 

引用:https://godzilla-japan.com/

自動車を購入する際には、デザインや機能性など様々な部分を比較しますが、最も重視する点は

価格という方も多いと思いと思います。

 

では、トヨタ・新型RAV4と三菱・エクリプスクロスの価格差はどの程度となっているのでしょうか。

 

トヨタ・新型RAV4には、ガソリン車とハイブリッド車の2種類が設定されており各グレード別の価格は

ガソリン車の場合で

X:(2WD)約261万円、(4WD)約283万円

G:(4WDのみ)約320万円

G”Z package”:(4WDのみ)約335万円

Adventure:(4WDのみ)約314万円

 

となり、ハイブリッド車の場合には

 

X:(2WD)約320万円、(4WD)約345万円

G:(4WDのみ)約381万円

 

と言う価格に設定されています。

 

一方の三菱・エクリプスクロスには、ガソリン車とクリーンディーゼル車の2種類が設定されており

ガソリン車の価格は

 

M:(2WD)約259万円、(4WD)約280万円

G:(2WD)約277万円、(4WD)約299万円

G Plus Package:(2WD)約295万円、(4WD)約316万円

 

クリーンディーゼル車の場合には

 

M:(4WDのみ)約312万円

G:(4WDのみ)約330万円

G Plus Package:(4WDのみ)約347万円

 

となっています。

 

この両車は、エンジンの排気量や装備品の品質など様々な部分で異なる点があるため、

同じ条件で比較を行う事はできませんが、ガソリン車のエントリーグレード同士で比較を行うと

価格はほぼ同じとなります。

 

ただし、新型RAV4のエントリーグレードはステアリングがウレタン製になっているのに対し、

エクリプスクロスは本革を使用するなど廉価グレードについてはエクリプスクロスの方が

コストパフォーマンスに優れており、スタンダードグレード以降は両車で価格相応の装備内容になると

言えますので参考にすると良いでしょう。

 

新型RAV4:エクリプスクロスとの比較のまとめ

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今回は、トヨタ・新型RAV4と三菱・エクリプスクロスの比較について解説をしてきましたが、

両車は同じ世界戦略SUVでありながら様々な部分で異なる点や特徴がある事が分かったと思います。

 

特に新型RAV4は、フルモデルチェンジを行った事によって先代モデルまでよりもボディが大型化され

重厚感が向上するなど、よりSUVとしての指向性が強くなっている特徴があり、

エクリプスクロスと比べるとラグジュアリー感には欠けるなどの特徴がありますので、

購入を検討している場合などには前述してきた例を参考にすると良いでしょう。

 

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この記事を書いた人

料理長

リアル料理人です。今日の賄はマグロの切れ端丼でした。趣味で自動車を調べるのが日課です。自動車産業が盛り上がらないと飲食店も盛り上がらないので微力ではありますが少しでもお役に立てれば・・・。