トヨタ アルファードは現在30系まで進化し、トヨタのみならず日本を代表する高級ミニバンとしての地位を確立しています。
そんなアルファードにもやはり不具合やリコールは存在します。
比較的故障の少ないアルファードですが、故障ポイントやリコールの内容を把握することで安心してドライブすることができるでしょう。
アルファードのリコール内容や不具合内容とは
引用:http://navilabo.jugem.jp/?eid=80
トヨタ自動車のアルファードはギリシャ語のアルファから名付けられており、大型LLクラスの高級ミニバンとして大人気の車種です。
それまで他の自動車メーカーに水をあけられていたミニバン市場でしたが、内外装の高級感や車内空間の広さと居住性の確保、高出力エンジンの搭載低燃費などで、2002年の発売以来、逆にアルファードがミニバン市場を独占しました。
しかし欠陥のあるエアバッグを販売していた自動車用安全部品製造企業のせいで、2014年に国土交通省に大量リコールの届けが出ています。
このエアバッグについては他の自動車メーカーからもリコールが届けられており、社会問題にもなりました。
このリコールについて作業未実施の車は措置対象未改修車両扱いとなり、国土交通省告示第1154号に基づく措置として自動車登録検査業務電子情報処理システムの活用で2018年5月から車検が通らないことになっているので注意が必要です。
引用:https://toyota.jp/alphard/safety/passive/
エアバッグ以外のアルファードのリコールについては、2015年にアンチロックブレーキシステムの不具合により、リコールが届けられています。
アンチロックブレーキシステムの油圧調整装置の構成部品の形状が不適切なため、圧入組付時に樹脂製の異物が発生することがあり、万が一異物が油圧制御弁などに噛み込んだ場合、アンチロックブレーキシステム作動時に調圧が遅れ、走行安定性を損なうためです。
部品を良品と交換することで対処しています。
2018年の駐車ブレーキが作動しない不具合を改善するための3万5213台分のリコールは、電動パーキングブレーキの異常検出プログラムの問題で、バッテリーが劣化している場合アイドリングストップから再始動する際の電圧低下を異常と判定してしまうため警告灯が点灯し、電動パーキングが作動しないプログラムミスでした。
これらのアルファードには修繕プログラムで対応しています。
いずれもリコールの初動が早かったため、不具合による重大な事故は起きていません。
アルファードの不具合情報を調べる方法
引用:https://www.chibatoyopet.co.jp/blog/car/5572
国土交通省のホームページでは、自動車の不具合情報を見ることができます。そのため、アルファードのことについても調べればわかります。
具体的にどんなトラブルが報告されているのかを知ることができるため、参考にすることが可能です。
これはリコール情報ではなく、あくまでこういった不具合が報告されているというだけで合って、整備不良や個体差による問題もありますが、購入するにあたって慎重に検討したい場合は参考にすると良いでしょう。
もちろん、国土交通省のホームページでは車のリコール情報も調べることが可能です。
もしアルファードにリコールが起きたとすれば、マスコミ等で報道されますし、ディーラーから連絡が来るはずなので気づくと思いますが、念のために調べておきたいときにはこちらを見ると正確な情報が手に入ります。
トヨタの自動車は一般的に信頼性が高く、調査機関による調査でも上位になっています。
アルファードなど車種ごとの正確な故障率情報は社外秘で一般人が手に入れることはできませんが、こうした情報を基にすれば故障しやすいかどうかを判断することができ、アルファードは信頼性の高いトヨタ社製の車なので、一般的に壊れにくいと判断しても良いでしょう。
実際、アルファードについて故障しやすいといった問題は報告されていませんし、高い耐久性を誇っていると解説しているサイトなどもあって、その点で気にする必要性はあまりないです。
ただ、中古車の場合は話が違ってきます。
引用:https://221616.com/car-topics/20080603-a53832/
車は走行距離が長くなるほど必然的に部品が劣化していきますので、ある程度走っている車はそこから短い距離で故障してしまう可能性もあります。
もちろんきちんと整備されている車の場合は走行距離が長くてもその都度壊れにくいように対策がなされているため故障率は下がります。
したがって、アルファードを中古で購入する場合は、きちんとメンテナンスがなされている個体を選びましょう。
整備履歴等を見ればこれはわかります。
高級ミニバンアルファード20系の不具合について
引用:http://www.aero-eurou.com/product/toyota/alphard_ggh_anh.html
トヨタの高級ミニバンとして人気があるアルファードは2002年に登場し、広い室内と上質な乗り心地、また高級感のある室内など、どこをとっても最高級ミニバンの名にふさわしいものとなっています。
20系は2008年から2015年まで製造販売された2代目となりますが、シャシーは3代目エスティマと同じものが使用され、パワートレインは直4・2.4Lの2AZ-FEとV6・3.5Lの2GR-FEが採用されました。
また2011年のマイナーチェンジにおいて専用の2.4Lエンジンを搭載するハイブリッドモデルも追加されています。
アルファード20系の不具合についてですが、故障率が国産車はもとより外国の自動車メーカーと比べても圧倒的に交渉が少ないトヨタ社の、しかも造りのしっかりした高級車ということで、故障率の少なさという点ではトップクラスと言っても良いでしょう。
実際に民間会社の調査でもそのような結果となっています。
従って長く安心して乗り続けることができるという点ではアルファード20系は太鼓判を与えることができます。
しかし、車は機械ですから全く故障しないということではありません。
引用:http://gazoo.com/my/sites/0001456852/fire4/Lists/Posts/Post.aspx?ID=565
走行距離が多くなれば様々な部品が消耗してきます。また定期的なエンジンオイルの交換を怠ると、頑丈なトヨタのエンジンでも不具合が発生する可能性があります。
実勢にオーナーの声を聞いてみると、年式が10年を超えてくると電気系統の不具合が発生しパワースライドドアが開かなくなったり、エンジンスターターが故障したり、またハイブリッド関係でも高電圧かつ高温を扱う負荷の高いインバーターなどが故障したりすることが多いようです。
年式が古く、また走行距離が多い中古車のアルファードを購入する場合は、故障が起こる可能性が高いということを理解した上で購入する必要があります。
新車と比べて安く購入できても、その後の維持費が高額になると維持していくのが大変になります。
アルファード30系の様々な不具合について
引用:http://minato-motors.com/blog/?p=6338
アルファード30系ハイブリッドの方が不具合が起きやすいと言われています。もともと、ハイブリッド車は電気系統で複雑なハイブリッドシステムを搭載しているので故障が起きやすいのです。アルファードも例外ではありません。
アルファードによくある不具合の症状の1つにハイブリッドインバーターの故障があります。症状としては、エンジンを始動した直後に、エンジンストロークを起こしてしまうなどの症状が挙げられます。
ハイブリッドインバーターは特に費用が高額で60万円近い費用がかかります。
CVTの金属ベルトが劣化する事で摩耗したり、破損したりして走行不能となるようです。いつもとは違った発進ではなくて、突然速いスピードで発進するなどの症状を持つ場合があるようです。
CVTは運転状況によってエンジンの動力を無段階で最適にコントロールできて、変速時の振動が一切なく燃費が良くなるので最近の乗用車の多くに使われています。
ハイブリッド警告灯が点灯するのは様々な原因があります。
一時的な点灯だけでなくて、エンジンストップが起きてしまうなどの症状が起きてしまう事もあります。
ハイブリッドシステムの故障は高額の費用がかかりますので、乗り換えも検討しましょう。
引用:http://alphard-no-review.seesaa.net/article/414999990.html
電動スライドドアの故障は、ハイブリッド車に限らず起きてしまう症状の1つです。
電気系統の故障である場合もありますが、スライドドアの開閉部分にゴム製のパッキンがついていて、それがヨレヨレでドアの隙間に挟まっている事でドアが反応しない事もあります。
これらの対策方法として無料で修理出来るものもありますので修理に出すのが1番です。
自己負担する前に無料で修理出来るかどうかの確認は必ずしておきましょう。
高額を支払う必要がある場合もあります。
出来るだけ修理に費用をかけたくないという方は定期的なメンテナンスを怠らないようにしましょう。
不具合はどの車にも起きてしまうものです。
アルファード30系は不具合が多い訳ではありません。
不具合が起きたとしても殆どのパーツは無償修理が保証されていますので安心できます。
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