2018年8月30日復活したホンダの新型CR-V。
2年ぶりの復活となった5代目CR-Vがフルモデルチェンジを実施されましたが、4代目CR-Vから何が変わったのでしょうか?
今回は、新型CR-Vと旧型CR-Vを比較して何が変わったのかご紹介したいと思います。
Contents
新型CR-Vと旧型CR-Vのエクステリア比較
まずは、新型CR-Vと旧型CR-Vのエクステリアを比較して行きたいと思います。
デザイン、ボディサイズ、インテリア、荷室を比較します。
デザイン
新型CR-Vと旧型CR-Vのデザインを比較してみます。
新型CR-Vのデザイン
引用:https://www.honda.co.jp/CR-V/webcatalog/type/gasoline/
4代目(旧型)CR-Vのデザイン
引用:https://www.honda.co.jp/auto-archive/CR-V/2016/webcatalog/styling/
新旧CR-V比較
大きく変わった点は、フロントフェイスでしょう。
4代目CR-Vは落ち着いたデザインで無難な感じです。
SUVならではの力強さはなく、控えめです。
フルモデルチェンジした新型CR-Vのフロントフェイスはヘッドライトが鋭くなり、フロントフェイス全体にボリュームが増しています。
新型CR-VはSUVらしく見事に力強さを全面に出してきています。
また、全体的に丸みを帯びており流線的で美しい仕上がりですね。
先進的なデザインと言えるのではないでしょうか。
ボディサイズ
続いて、ボディサイズを比較してみましょう。
新型CR-Vのボディサイズ
引用:https://www.honda.co.jp/CR-V/webcatalog/styling/3d/
・全長×全幅×全高:4605mm×1855mm×1680mm(4WD車は1690mm)
・ホイールベース:2660mm
4代目(旧型)CR-Vのボディサイズ
引用:https://www.honda.co.jp/auto-archive/CR-V/2016/webcatalog/styling/
・全長×全幅×全高:4535mm×1820mm×1685mm
・ホイールベース:2620mm
新旧CR-Vボディサイズ比較
新型CR-Vは、全長が70mm延長され、幅も35mm広がりました。
全高もプラス5mmで、全方向でボディサイズが拡大されています。
歴代モデルと比較しても最大の乗員空間は進化しています。
ホイールベースは40mm延長されており、先代モデルと比べると取り回しはややし辛いでしょう。
海外がメイン市場であるため、CR-Vは、代を重ねるごとに大きく進化を遂げています。
4代目CR-Vも居住性がよく、乗っている人すべてが快適に過ごすことができます。
新型CR-Vと旧型CR-Vのインテリア比較
次に、インテリアの比較です。
新型CR-Vのインテリア
引用:https://www.honda.co.jp/CR-V/webcatalog/interior/design/
ソフトパッド素材を使用したインストゥルメントパネル、シルバーの加飾、木目パーツなど旧型CR-Vよりも質感が向上しているのが新型CR-Vのインテリアの特徴です。
開放感の高い直線基調のデザインは旧型CR-Vより引き継いでおり、より見やすくなっています。
また4代目CR-Vはアナログメーターでしたが、新型CR-Vではデジタルメーターを採用。
より先進的なインテリアへと進化していますね。
センターコンソールも新たに変更しており、3つのモードを使い分けることができます。
トレーは可動式になっていて、取り外しも可能。
バッグなどを置くことができ、使い勝手が向上しています。
4代目(旧型)CR-Vのインテリア
引用:https://www.honda.co.jp/auto-archive/CR-V/2016/webcatalog/interior/
こちらは4代目CR-Vのインパネです。
開放的なデザインで、ドライバーが安心して運転できる設計となっています。
SUVはインパネシフトが操作しづらかったりしますが、4代目CR-Vでは違和感なく操作できると好評でした。
センターディスプレイのおかげで視線移動を最小限で済ませることができ、ドライバーは安心して車輌情報をチェックできるなど細かな配慮がされているのはさすがです。
機能性の面でも4代目CR-Vは優秀でした。
センターコンソールは大容量サイズとなっており、ボックスティッシュも余裕で収納でき、シャッターを閉じればテーブルとして使うこともできます。
引用:https://www.honda.co.jp/auto-archive/CR-V/2016/webcatalog/interior/
4代目CR-Vの着座位置は高めなので運転時の視界は良好。
後部座席も余裕があり、ニースペースはこのサイズでは想像できないほどです。
引用:https://www.honda.co.jp/CR-V/webcatalog/interior/design/
新型CR-Vでも居住性の良さは活かされており、後部座席もゆったりと座ることができます。
新型CR-Vでは3列シートの設定が新たに加わりました。
シートクッションは30mm厚さを増し、サイドのサポート部にも厚みを増しているのでより上質な座り心地を実現しています。
また、新型CR-Vではシート色にブラウンを追加設定しています。
グレードによって選択の可否はありますが、オシャレな車内空間を演出することができます。
荷室
引用:https://www.honda.co.jp/auto-archive/CR-V/2016/webcatalog/interior/
荷室の違いも見ていきましょう。
新型CR-Vの荷室
・奥行き(通常時):355mm
・奥行き(3列目格納時):925mm
・奥行き(最大時):1800mm
・荷室幅:1045mm
新型CR-Vの荷室は、ガソリン車が通常時で 561L、ハイブリッド車は499L。
シート格納時の容量はガソリン車が1123L、ハイブリッド車は1061Lにまで広がります。
4代目(先代)CR-Vの荷室
・奥行き(通常時):965mm
・奥行き(最大時):1620mm
・荷室幅:1065mm
4代目CR-Vの荷室容量は通常時が589L、後部席を格納したときは1146Lにもなる誇らしい広さが自慢です。
フルフラットにはなりませんが、荷室からレバーを引くだけで簡単にシートアレンジできるので実用的です。
床面を低く設定しているので荷物の積み下ろしがしやすいのもポイントです。
新旧CR-V荷室比較
新型CR-Vは、4代目CR-Vに比べると荷室容量は狭くなっていますが、それでも十分な広さを確保でき使い勝手の良さは変わりません。
4代目CR-V同様に、荷室からワンアクションでシートを格納することが可能です。
4代目CR-Vとの大きな違いは、3列シート7人乗りモデルが追加されたことです。
引用:https://www.honda.co.jp/CR-V/webcatalog/interior/cabin/
近年、ミニバン以外でファミリカーを求める家族が増加しており、その需要に答えるべく新型CR-Vには7人乗りモデルが設定されています。
ただし、3列シートモデルでも全長は2列シートモデルと変わりません。
そのため、3列目の居住性は正直良くないです。
小さいお子さんがいる家庭や、万が一のときのために7人乗りモデルが良い方におすすめです。
新型CR-Vに追加された項目
ホンダセンシングを標準装備
新型CR-Vでは、ホンダセンシングを全車に標準装備しています。
これは、旧型CR-Vにはない装備です。
・衝突軽減ブレーキ(CMBS)
・誤発進抑制機能
・歩行者事故低減ステアリング
・路外逸脱抑制機能
・渋滞追従機能付きACC
・LKAS(車線維持支援システム)
・先行車発進お知らせ機能
・標識認識機能
・オートハイビーム
近年、アクセルとブレーキの踏み間違いで事故を起こす方が増えていますが、こういったことが起きないように、未然に防いでくれる安全機能が新型CR-Vには搭載されています。
ハイブリッドモデル
引用:https://www.honda.co.jp/CR-V/webcatalog/type/hybrid/
新型CR-Vより採用されたのがハイブリッドモデルの追加です。
4代目CR-Vは2.0Lと2.4Lのガソリンモデルだけでしたが、新型ではハイブリッドモデルもあります。
ハイブリッドモデルに搭載するシステムは、「DOHC i-VTEC+i-MMD」です。
車両がどんな状況にあるかを理解し、適した走り方を選択してくれる非常に頭の良いエンジンなのです。
発進時や街中を走るときはバッテリー電力でタイヤを回すモーターを動かします。
これにより、ガソリンを使用することなく走行を可能としています。
これに対し、加速時や上り坂のときは、エンジンでモーターを駆動させ、その力でタイヤを動かします。モーターを電力で回すよりも力強いため速度もしっかり出ます。
このように走行する環境や状況に応じて自動で適切な走りを選択してくれるのです。
新型CR-Vと先代CR-Vの比較まとめ
2年ぶりに復活したホンダの新型CR-Vと旧型CR-Vを比較しました。
デザイン等も進化していますが、大きなポイントは、3つあります。
1つが、7人モデルの追加です。
ファミリー層も狙ってきているようですが、居住性を考えると、大半の方はいざという時のために選ぶ可能性が高いと予想しています。
3列シートになれば、その分車重が増えて燃費も悪くなりますから、3列目の使用頻度と燃費をトータルで考える必要がありますね。
2つ目が、ホンダセンシングの採用です。
安全面が強化されるのは、ドライバーにとっても大歓迎ですね。
3つ目が、ハイブリッドの採用です。
燃費面や環境を考えると必要なラインナップではないでしょうか。
先代CR-Vよりも新型CR-Vは、かなりおすすめ度が高い一台となっています。