マツダCX-8マイナーチェンジ後の、2019年モデルの燃費とライバル車(スバル・フォレスター、ホンダ・ステップワゴン)の燃費の比較をしてみました。

まずはマツダCX-8のマイナーチェンジモデルの燃費を一覧で見ていきましょう。

引用:http://www.mazda.co.jp/cars/cx-8/

マツダCX-8 2019年モデルの燃費は

マツダCX-8は2018年のマイナーチェンジ(商品改良)で、これまでのクリーンディーゼル一本から、ガソリン車を新しくラインアップに加えてきています。

それぞれの燃費を見ていきましょう。(WLTCモードで比較)

まずは、クリーンディーゼル車からですが、グレードによる燃費の違いはありません、駆動方式(2WDか4WDか)による差のみになります。

CX-8 XD、XD Proactive、XD L Package(2WD): 

  • WLTCモード15.8km/L、
  • 市街地モード12.7km/L、
  • 郊外モード15.7km/L、
  • 高速道路モード18.0km/L

CX-8 XD、XD Proactive、XD L Package(4WD): 

  • WLTCモード15.4km/L、
  • 市街地モード12.5km/L、
  • 郊外モード15.3km/L、
  • 高速道路モード17.5km/L

となっています。

ちなみにWLTCモードですが、国際的な試験法である「WLTCモード」という燃費の測定を通して、それぞれ、市街地の場合郊外の場合高速道路を走る場合と想定した上で、実際の走行における燃費に近い表示ができるようにしてあるものです。

WLTCとはWorldwide-harmonized Light vihicles Test Cycleで、日本語では「乗用車等の国際調和排出ガス・燃費試験法」の略になっています。

次にマイナーチェンジでラインアップに加わった、ガソリン車ですが、2.5Lの2WDガソリンエンジン2.5Lの4WDガソリンターボエンジンの2種類が用意されています。

引用:http://www.mazda.co.jp/cars/cx-8/

グレードはそれぞれ、ガソリンエンジンが、CX-8 25S、25S Proactive、25S L Package (2WD)、ガソリンターボエンジンモデルは、CX-8 25T Proactive、25T L Package (4WD)と用意されています。

グレードによる燃費の違いはないので、それぞれ、CX-8ガソリン車(2WD)とCX-8ガソリンターボ(4WD)とそれぞれ見ていくと、

CX-8 25S、25S Proactive、25S L Package(2WD): ガソリン車

  • WLTCモード12.4km/L、
  • 市街地モード9.8km/L、
  • 郊外モード12.6km/L、
  • 高速道路モード13.9km/L

CX-8 25T Proactive、25S T Package(4WD): ガソリンターボ車

  • WLTCモード11.6km/L、
  • 市街地モード8.4km/L、
  • 郊外モード11.7km/L、
  • 高速道路モード13.8km/L

となっています。

やはりガソリン車はクリーンディーゼル車と燃費を比べると数値が落ちますね。

ただ、信号が多く、低速での走行が比較的多い市街地では、ガソリン車が有利と言われていますので、実際の市街地における燃費の違いはそこまで出てこないかもしれません。

また、ガソリン車とガソリンターボ車を比べるとリッターあたり0.1~1.4km、ターボ車の燃費が落ちていますね。

注目なのは高速道路モードでは、ガソリン車とガソリンターボ車で、燃費がほとんど変わらないという点ですね。

ガソリンターボ車の高速走行の燃費の良さがわかりますね

マツダCX-8の燃費、ライバルSUVとの比較

引用:https://www.subaru.jp/forester/forester/

次にライバルSUVの燃費との比較を行いたいと思います。

今回は、人気SUVスバル・フォレスターとの燃費比較をします。

スバル・フォレスター 2.5L ガソリンエンジン: 

  • WLTCモード13.2km/L、
  • 市街地モード9.6km/L、
  • 郊外モード14.6km/L、
  • 高速道路モード16.4km/L

スバル・フォレスター 2.0L ハイブリッドエンジン: 

  • WLTCモード14.0km/L、
  • 市街地モード11.2km/L、
  • 郊外モード14.2km/L、
  • 高速道路モード16.0km/L

スバル・フォレスターは「ガソリンエンジンモデル」「ハイブリッドエンジンモデル」が用意されていますが、フォレスター同士で、ガソリン車とハイブリッド車にそこまで大きなWLTCモードの燃費の違いは出てきていませんね。

ガソリンエンジン車が、かなりの燃費性能を発揮していますね。これも郊外モードや高速道路モードではガソリン車が、ハイブリッド車の燃費を追い越していますね。

次に、CX-8のガソリン車モデルとの比較ですが、「市街地モード」ではそれほどの差がありません。

ただ、「郊外モード」や「高速モード」では、フォレスターの方がリッターあたり2~2.5km有利ですね。

燃費の良いとされる、CX-8の「クリーンディーゼル車」と「フォレスターハイブリッド車」を比べますと、

「市街地モード」から「高速道路モード」まで、CX-8のクリーンディーゼル車が1.5km~2.0km/Lくらい上回ります

燃費の良い順に考えると、

CX-8 XD 2WD(クリーンディーゼル)>CX-8 XD 4WD(クリーンディーゼル)>スバルフォレスター(ハイブリッド)≒スバルフォレスター(ガソリン)>CX-8 25S(ガソリン)>CX-8 25T(ガソリンターボ車)

となります。

100kmの走行距離(高速走行)あたりの燃料で比較すると、

  • マツダCX-8 XD 2WD(クリーンディーゼル):5.55L
  • マツダCX-8 XD 4WD(クリーンディーゼル):5.71L
  • スバルフォレスター(ガソリン):6.09L
  • スバルフォレスター(ハイブリッド):6.25L
  • マツダCX-8 25S 2WD(ガソリン):7.19L
  • マツダCX-8 25T 4WD(ガソリンターボ):7.24L

高速道路の燃費ではクリーンディーゼル車が圧倒的ですね。しかも、ラニングコストで考えると、軽油を使うディーゼル車はメリットが大きいですね。

マツダCX-8の燃費、ライバルミニバンとの比較

引用:https://www.honda.co.jp/STEPWGN/

次にCX-8のライバルとなるミニバンの代表として、ホンダ・ステップワゴン(ハイブリッド)を見ていきましょう。

ホンダ・ステップワゴン(ハイブリッド)のグレードは3種類あります。

ステップワゴン・SPADAハイブリッドB、G、EXになります。グレードによる燃費の差はありません

  • WLTCモード20.0km/L、
  • 市街地モード18.8km/L、
  • 郊外モード21.7km/L、
  • 高速道路モード19.5km/L

になります。

さすがホンダのハイブリッドですね。全てのモードでほぼ20km/Lを確保していますね。

ライバルSUVであるフォレスターに対しては、より良い燃費であったCX-8のクリーンディーゼル車ですが、より燃費の良さに力点を置いた、ミニバンに対しては、数字的にかなわない感じですね。

唯一、クリーンディーゼルが得意とする高速道路モードでは、ホンダ・ステップワゴン(ハイブリッド)に引けを取らない性能を見せていますね。

100kmの走行距離あたりに必要になる燃料で比較していきたいと思います。

市街地モード

  • マツダCX-8 XD 2WD(クリーンディーゼル):7.87L
  • ステップワゴン(ハイブリッド):5.31L

郊外モード

  • マツダCX-8 XD 2WD(クリーンディーゼル):6.36L
  • ステップワゴン(ハイブリッド):4.60L

高速道路モード

  • マツダCX-8 XD 2WD(クリーンディーゼル):5.55L
  • ステップワゴン(ハイブリッド):5.12L

ステップワゴンがガソリンであることに対して、CX-8は軽油で走ります。

これらの数値を燃料代に置き換えてみます。(2018年11月21日現在平均、ガソリン153円、軽油131円)

100km走るのに必要なコストになります。

市街地モード

  • マツダCX-8 XD 2WD(クリーンディーゼル):1,031円
  • ステップワゴン(ハイブリッド):812円

郊外モード

  • マツダCX-8 XD 2WD(クリーンディーゼル):833円
  • ステップワゴン(ハイブリッド):703円

高速道路モード

  • マツダCX-8 XD 2WD(クリーンディーゼル):727円
  • ステップワゴン(ハイブリッド):783円

ラニングコストを考えるとCX-8が結構健闘しているのがわかりますね。

引用:http://www.mazda.co.jp/cars/cx-8/

マイナーチェンジ後のCX-8とライバル車の燃費比較をしてきましたが、参考になりましたでしょうか?

やはり、新規投入された、CX-8のガソリン車モデル、ガソリンターボ車モデルは、燃費という面では、CX-8のクリーンディーゼル車やライバル車には及ばず、CX-8のクリーンディーゼル車に関しては、ミニバンのハイブリッド車に引けを取らない燃費(ライニングコストベース)であることがわかりましたね。

燃費のことを考えるとCX-8のクリーンディーゼル車は魅力満載ですね!

CX-8が気になっている方に、CX-8に関するありとあらゆる情報を網羅したブログがありますので紹介しておきますね。

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この記事を書いた人

ミラノ太郎
子供の頃からの車好きで、そのまま大人になってしまいました。興味を惹かれる車を見かけると、とことん調べ尽くします。車のデザインは見ていて飽きません。