近年の車に求められている性能として「安全性」というものが挙げられます。

特にミニバンはどのメーカーも売れ筋ですから、いち早くそのような機能が搭載されるセグメントでもあります。

ではセレナの安全性はどのようなものなのでしょうか。

またその中でも自動ブレーキはどのような性能なのでしょうか。

他の安全機能と交えて、見ていきましょう。

日産セレナは運転しやすいのか?

日産セレナは日産を代表する車種の一台で、各メーカーからミニバンが出てきますが、セレナは2018年ミニバン販売台数がナンバーワンになっているほど人気のある車です。

セレナには二つのラインナップがあり、S-HYBRIDとe-POWERの二つがあります。

どちらも運転のしやすさは変わらないので、二台に共通している部分を挙げて説明していきます。

では早速みていきましょう。

視野性は随一の広さ

車の運転の90%以上は視覚からの情報になります。

なので、目で見える範囲が広ければ広いほど目で得られる情報が多くなるので、視野性が広範囲の方が運転しやすいということになります。

セレナは非常に視界が確保されており、広々とした視界で運転をすることができます。また最小回転半径が5.5m(ハイウェイスターは5.7m)と他車のミニバンと変わりません。

またセレナはAピラー部分にガラスを入れることで交差点を曲がる際の巻き込み確認がしやすいように工夫がなされています。

近年の車は技術が発展し、軽いパーツでも丈夫な車作りが可能になったので、セレナのようなピラーの形が可能なようになりました。

運転が苦手な女性の方でも見える部分が少しでも広いと安心して運転できるので、セレナはその点は高評価な部分です。

少し余談ですが、セレナはマザーズセレクション大賞を獲得している車で、それだけ女性及び、主婦層から熱い支持を得ているということになります。

毎日使える車ということで、その使い勝手の良さや、運転のしやすさが人気の理由です。

では次にセレナに限らずの話ですが、運転が苦手な人でも運転になれる方法をお教えします。

ドライビングポジションは常に同じで

結論から言いますと、自分の運転しやすい座席の位置やハンドルの高さ、またドアミラーやルームミラーなどをしっかりと覚えておくことです。

運転のしやすさは運転に慣れているか、という面もありますので、自分が運転しやすい位置で運転をすることが大事になってきます。

なので、まずは車が止まっている状態でドアミラーや座席の位置など、安全に運転することに欠かせない部分の調整を行いましょう。

そして自分が運転しやすい位置のセッティングができたら、その位置で運転に慣れましょう。

そうすることで、車になれることができるので是非やってみてください。

日産セレナの安全はどうなのか?自動ブレーキの効きは?

では機械的な部分のセレナの安全性はどのようになっているのでしょうか。

どんなに運転に慣れていたとしても、予期せぬことが起こりますし、人間が運転している以上は避けられないこともあります。

そこで助けになるのが予防安全技術で、事故を未然に防いでくれたり、人間の反射神経より早く反応して事故を避けてくれる機能になります。

実は自動ブレーキ機能は1980年代にすでに開発されていて、その場所はコンピュータ分野では世界一最先端をいくカーネギーメロン大学で、有名な逸話としては、開発した教授の娘を道の真ん中に立たせ、走ってきた車を止めるということをしました。もちろん車は止まり、その性能が実証されたました。

ではなぜ、最近になって各自動車メーカーが採用し始めたかと言いますと、その特許が切れたため、各自動車メーカーが採用し始めたというからくりだったのです。

では話を戻しまして、セレナの自動ブレーキの性能を見ていきましょう。

セレナはサポカー対象車

引用:https://www3.nissan.co.jp/

サポカーには二つあり、「サポカー」と「サポカーS」の二つがあります。

サポカーは自動ブレーキを搭載した車のことを指しており、運転者全員に推奨しているマークになります。

サポカーSは高齢者に推奨している安全機能になります。サポカーSの中にも三つの区分があるので、詳しくは次の画像を見てみましょう。

引用:https://www.safety-support-car.go.jp/

セレナは一番上のサポカーSワイドなので、一番良い安全機能が搭載されていることになります。

サポカーSは高齢者を対象としていますが、車線逸脱防止や先進ライトなど、非常に便利で安心して車に乗ることができる機能なので、最近では高齢者など関係なく、人気のある機能です。

実際のセレナな自動ブレーキの性能は?

引用:https://www3.nissan.co.jp/

画像の通り、セレナはJNCAPで最高評価を獲得しております。

その詳細の画像がこちらです。

引用:http://www.nasva.go.jp/

全て項目において最高得点を獲得しておりますので、セレナの自動ブレーキは非常に信頼性の高いものと言えるでしょう。

引用:http://www.nasva.go.jp/

同じくこちらはJNCAPからの引用で、実際に対人の自動ブレーキの結果になります。

大人はもちろん、子供に対してもしっかりと反応し、衝突回避を丸になっております。

またJNCAPが実際にセレナで実験した映像も公開されておりますので、その性能の高さを見ておいても良いでしょう。

日産セレナの横滑り防止機能の性能を知りたい!

セレナには自動ブレーキの他にも横滑り防止機能というものがあります。

各メーカー様々な呼び方をしておりますが、日産ではVDC(ビークルダイナミックスコントロール)と呼ばれております。

日産ホームページのセレナを見ても、この横滑り防止機能のことについては、一切書かれていませんが、諸元表を見ると全車標準装備で搭載されていることが載っております。

セレナの横滑り機能はいったいどのような場面で働くのでしょうか。

でもその前に、そもそも横滑り防止機能とはどのようなものなのでしょうか。

それを見ていきましょう。

横滑り機能とは

引用:https://car-rider.jp/

実は横滑り機能が働くシーンは限られており、文字通り車が遠心力などの自重に耐えられなくなった時に滑るのを防いでくれる機能です。

例えば、早いスピードでハンドルを切れば車は簡単にスピンをしてしまいますが、横滑り機能が働くと、エンジンの出力を自動的に下げたり、ABSが働いたりと車が滑らないように自動で制御をしてくれます。

また目の前に障害物があり、急ハンドルを切った時にも働きますし、滑りやすい路面の際にも必要以上にタイヤに動力を伝えないように制御したりとかなり多くの場面で作動します。

セレナの横滑り機能はいつ働くのか

引用:https://www.nissan-global.com/

各メーカー横滑り機能に大きな性能差はなく、セレナも画像のような状態や、滑りやすい路面、急ハンドルを切った時などに動作します。

また寒冷地などの雪の場面でも働くので、スリップしづらいように車を制御してくれます。

そして、セレナの場合はVDCは切ることができないので、この辺りは全て自動で制御されています。

日産の車種の中ではON/OFFができるのもありますが、基本的には常にオンの状態が推奨されています。

というのも、通常に走る分には全く影響がなく、上記のような特定の条件下にならないと機能しないからです。

セレナのようなファミリカーであることや、毎日のように使う車であること、そして先進の安全装備が搭載せれている車だからこそ、ON/OFFはあえて無くし、常に最高の安全機能が働くようにしたのだとも思われます。

なので、セレナの横滑り防止機能はしっかりと搭載されておりますので、安心してセレナに乗っていいでしょう。

大事なのは安全運転を心掛けること

安全装備は確かに私たちの安全な運転をサポートしてくれますが、どのメーカーも言っていますように、過信しすぎてはいけません。

自動ブレーキも障害物や対人を検知し、自動で止まってはくれますが、性能には限界があります。

どんなに優れた安全性能を持っていたとしても、物理の法則以上の車の挙動は制御できませんし、何より人間の安全運転に対する制御はできません。

あくまで安全運転のサポート役でしかなく、安全を心掛ける主役はハンドルを握る人です。

セレナの安全装備は国産車の中でもトップクラスですが、実際のところはそれらに頼ることのない運転をしなくてはいけません。

もちろん予期せぬことや、人間なのでうっかりしてしまうこともありますが、本音は先進安全機能を使わないで運転することが望ましいです。

あくまで安全装備はご自身の運転をサポートするにすぎないので、セレナという最高安全評価であったとしても安全運転を心がけましょう。

日産セレナの運転しやすさや安全性、自動ブレーキについてはこちらもチェック!

 

この記事を書いた人

テンさん
車はもっぱらカーシェアリング。
でも本当は・・・本当はマイカーが欲しいんです!
その溢れんばかりの情熱を記事にぶつけていっています。