2013年12月に発売が開始されたホンダ・ヴェゼル!

発売から4年が経過した2018年2月に初のビッグマイナーチェンジが実施されました!

国内大人気車種であるヴェゼルのマイナーチェンジなだけにかなりの注目を浴びていましたが、2月に行われたマイナーチェンジではどの様な変更点があったのでしょうか?

マイナーチェンジの変更点は何?

発売開始から3年連続でSUVの販売台数ナンバー1に輝いていたヴェゼル。

しかし、2017年にライバル車であるトヨタからCH-Rが発売され、販売台数ナンバー1の座を失うことになります。

2018年2月に行われたヴェゼルのビッグマイナーチェンジはCH-Rへの対抗策と言われており、以下の点が変更されました!

・デザインの変更
・インテリアの質感向上
・SPORT HYBRID i-DCDのチューニング
・Honda SENSINGの全グレード標準装備

それぞれマイナーチェンジによってどのように変更されたのか詳しく見ていきましょう!

デザインの変更

マイナーチェンジが実施された事が最も良くわかる点がこのデザインの変更!

主にフロントフェイスが大きく変更され、マイナーチェンジ前と異なった印象を与えてくれます。

実際に写真で見てみましょう!

https://kakakumag.com/car/?id=11797より引用
写真の左上がマイナーチェンジ後、右下がマイナーチェンジ前のヴェゼルです!

ヘッドライトやフロントグリル、フロントバンパーが変更され、マイナーチェンジ前よりも重厚な印象を受けますよね。

このデザインは以前にホンダがコンセプトモデルとして発表した「アーバンSUVコンセプト」に酷似したデザインになっています。

https://www.autocar.jp/motorshow/2013/01/15/22906/より引用

発表時、デザインの評価が非常に高かったこのコンセプトモデルに近づけることで、ヴェゼルのデザイン性をより向上させようというホンダの戦略が感じられる変更ですね!

インテリアの質感向上

インテリアの大きな変更はありませんが、シートの形状が変わっています。

マイナーチェンジ後のシートは背もたれの腰まわりが包まれるような座り心地になっており、ホールド性能が向上され、長距離ドライブでも疲れにくい作りになりました。

さらに、ステッチも変更されており、質感も向上しています。

目には見えにくい部分ですが、ホンダの細かな部分まで拘りを持っている事がわかる変更になっていますね。

また、ハイブリッド車のみですが、シフトノブの色が変更されています。

マイナーチェンジ以前はこのように青と黒のシフトノブとなっていました。

https://autoc-one.jp/news/3106790/photo/0045.htmlより引用

しかし、マイナーチェンジ後は黒一色に統一されています。

https://autoc-one.jp/knowhow/5002315/photo/0003.htmlより引用

個人的には黒1色よりもマイナーチェンジ前の青と黒の2色展開のシフトノブが好みだったのですが、マイナーチェンジ後の方がカッコいいという人もいると思いますので、この点は意見が分かれる所ですよね!

SPORT HYBRID i-DCDのチューニング

ヴェゼルのハイブリッドシステムにはSPORT HYBRID i-DCDが採用されています。

このシステムは、1個のエンジンと1個モーターから構成されているハイブリッドシステムであり、ヴェゼル以外にはフィットなどのコンパクトクラスに採用されている小型軽量化・高効率のシステムとなっています。

しかし、このSPORT HYBRID i-DCDですが、発売当初から問題が多発したことでも有名であり、結果、搭載しているフィットやヴェゼルで多くのリコールが行われました。

度重なるリコールの為、SPORT HYBRID i-DCDの性能の問題も解決されてきたのですが、ユーザーからは「発進時の加速がもたつく」、「低速時にEV走行とエンジン併用での走行への切り替え時にギクシャクした動きを感じる」といった声が多く上がっていました。

そんな問題に対処するべく、今回のビッグマイナーチェンジにより、SPORT HYBRID i-DCDのチューニングが実施されています。

このチューニングは予想以上に素晴らしいものだったようで、ヴェゼルに先立ち、フィットにチューニング後のSPORT HYBRID i-DCDが採用されているのですが、かなりの高評価となっていました。

この好評ぶりはヴェゼルでも同様で、「アクセルペダルを踏んだ時の反応が少し緩慢だったが、マイナーチェンジ後は素早く反応する」、「低速時に走行方式の切り替えを頻繁に行っていたが、振動も少なくスムーズだった」と言った声が上がっており、「全く別物である」と評価する人もいたほどです!

2月に行われたビッグマイナーチェンジにより、SPORT HYBRID i-DCDの性能は格段に向上しているようですね!

Honda SENSINGの全グレード標準装備

マイナーチェンジ以前はグレードによっては搭載されていなかったホンダセンシングが、ビッグマイナーチェンジにより全グレード標準装備となっています。

この変更により、全グレードでアダプティブクルーズコントロールや車線維持支援システムが使用でき、高速道路使用時にはとても便利な車になりましたね。

また、安全性能もアップしているので事故が少ない車へと進化したのではないでしょうか?

しかし、良い点ばかりではなく、今回ヴェゼルに採用されたホンダセンシングには残念な点もあると言われています。

ホンダセンシングには本来10個のシステムがあるのですが、マイナーチェンジ後のヴェゼルに採用されたのは以下8個のシステムとなっています。

・衝突軽減ブレーキ
・誤発進抑制機能
・歩行者事故低減ステアリング
・路外逸脱抑制機能
・アダプティブクルーズコントロール
・車線維持支援システム
・先行車発進お知らせ機能
・標識認識機能

この他に、「オートハイビーム」と「後方誤発進抑制機能」の機能がホンダセンシングには存在するのですが、今回は非搭載となっています。

この点はやや残念ですが、アダプティブクルーズコントロールや車線維持支援システムは非常に優秀なシステムとなっていますので、長距離運転を行う頻度が多い方にとっては全グレードホンダセンシング標準装備は非常に嬉しい変更となっていますよね。

マイナーチェンジの変更点をまとめると?

今回は2018年2月に行われたヴェゼルのビッグマイナーチェンジにおける変更点をまとめてみました!

2月のマイナーチェンジでの大きな変更点は以下の4個となっています。

・デザインの変更
・インテリアの質感向上
・SPORT HYBRID i-DCDのチューニング
・Honda SENSINGの全グレード標準装備

目に見える大きな変更はデザインのみとなっていますが、SPORT HYBRID i-DCDのチューニングやHonda SENSINGの全グレード標準装備が行われた為、機能面での向上はかなり大きい物になっていますよね。

特に、以前から不評であったSPORT HYBRID i-DCDのチューニングの評価は非常に高く、マイナーチェンジ前とは比べ物にならないくらい進化しているようです。

今回のマイナーチェンジにより、ライバルであるCH-Rから販売台数No.1の座を取り返すことが出来るのか非常に気になりますよね!

2018年も終わりが近づいてきましたし、結果を楽しみに待ちましょう!

さらに、ヴェゼルは2019年にはフルモデルチェンジも噂されているますのでまだまだ目が離せない注目の1台となっていますね!

ヴェゼルの燃費や内装等の情報はこちらのサイトがおススメ!

この記事を書いた人

桃鉄@稚内
現在、稚内在住の30代男性
車だけでなくバイクにも興味があり250ccのバイクを一台保有!
北海道で生まれ、地元が好きだが、年の半分近くバイクに乗れないのが少し不満。
夢はバイクで47都道府県を制覇!!