発売以来コンパクトカーとして大人気の日産ノートですが不具合情報が気になる方も多いと思います。
今回はノートの不具合情報やリコールについての詳細を検証してみたいと思います。
日産ノートの不具合報告はどんな感じ?
引用:https://www3.nissan.co.jp/vehicles/new/note/exterior_interior.html
新車で購入した当初は快調だった愛車に不具合が生じた場合にはどうしたら良いのでしょう。
日産ノートにはガソリンエンジンとモーターで駆動するe-POWERがあります。
e-POWERに関しては、まだ発売されてから間もないために経年劣化が原因の不具合は見られませんが、ガソリンエンジンモデルは年数が経過して不具合が発見され始めているようです。
現行モデルの初期型にはCVTの不具合が出ているようです。
CVTはベルト駆動するシステムですが経年劣化で摩耗したり、ベルトがたわんだりすると車体の下からウィーンという異音が聞こえるようになってきます。
引用:https://www3.nissan.co.jp/vehicles/new/note/exterior_interior.html
これは修理というよりもCVT自体を交換する事になるのですが費用は30万円程かかってしまいます。
中古の部品を使用すれば20万円以内に収まる場合もありますから、販売店と相談してみましょう。
ブレーキマスターシリンダーの劣化によってブレーキを踏んだ時のフィーリングが悪くなる時があります。
ブレーキを踏んだ力を油圧でホースを介して送るための機構ですが、これが劣化するとブレーキオイルが漏れて効きが悪くなる、更に進むと制動不能になっていきます。
ブレーキマスターシリンダーの部品交換は4〜5万円程度の修理費を見込んでおいた方が良いでしょう。
エアコンが冷えないなどの不調はコンプレッサーの経年劣化で起こります。
コンプレッサーが故障するとスイッチを入れても風は出ますが冷えなくなり、除湿が効かなくなりますからデフロスターも効きにくくなってしまいます。
引用:https://www3.nissan.co.jp/vehicles/new/note/exterior_interior.html
ヒーターコアは別機構なので暖房は効きますが、夏の暑い時に故障すると大変な事になりますね。
エアコンのコンプレッサーの修理費用は10〜15万円程のようです。
オルタネータが故障するとバッテリーに電気の供給が出来なくなります。
エンジンの駆動をベルトを介して充電するシステムですからオルタネータが故障したまま走行するとバッテリーが空になってしまいますから、最悪の場合はエンジンの始動も不可能になります。
数年で故障する事は少ないですが6年を経過してくると要点検した方が良いでしょう。
オルタネータの修理費用は10万〜15万円程かかってしまうようですが、中古部品を使用すればもう少し安くできるようです。
日産ノートのリコールの情報を知りたい!
引用:https://www3.nissan.co.jp/vehicles/new/note/exterior_interior.html
ここまでは日産ノートの不具合情報についてお知らせさせて頂きました。
ここからはノートのリコール情報について検証してみたいと思います。
リコール発表2018年7月27日
不具合要因
減速機の製造工程において、パーキングロック(Pレンジにした際に車輪を機械的に固定するもの)の作動確認検査方法が不適切なため、パーキングポールのシャフトが変形しているものがあります。そのため、Pレンジでパーキングロックが作動する際にパーキングポールとシャフトの摺動抵抗が高くなり、パーキングロックが作動せず、最悪の場合、駐車条件によっては駐車ブレーキを掛けていないと、車両が動くおそれがあります。
改善内容
パーキングロックの作動確認を行い、作動不良があった場合は当該減速機を良品と交換します。
形式DAA-HE1
製造年月日 平成29年8月9日~平成30年4月20日 49,428台
リコール発表2016年6月10日
引用:https://www3.nissan.co.jp/vehicles/new/note/exterior_interior.html
不具合要因
過給機付エンジンのエンジンを固定するゴムの土台において、固定用ステーのネジ穴の加工が不適切なため、ボルトの穴をを重複して加工したものがあります。そのため、CVTの駆動力等の振動により締結ボルトが緩み、そのまま使用を続けるとボルトが破断してエンジンが傾き、最悪の場合、ドライブシャフトが外れ、走行できなくなるおそれがあります。
改善内容
当該左側エンジンを固定するゴムの土台の締結ボルト用ネジ穴を点検し、重複して加工されたものは左側ブラケット一式を良品と交換します。
形式 DBA-E12
製造年月日 平成24年7月25日~平成27年11月10日 229,293台
リコール開始日2016年1月22日
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不具合要因
過給器付きエンジンの点火コイルにおいて、強度が著しく足りないため、電気が通ることによる発熱により内部素子が破損することがあります。そのため、そのままの状態で使用を続けると、スパーク不足によりエンジンの点火不良により加速不良となり、最悪の場合、走行中エンストして再始動不能となるおそれがあります。
改善内容
当該点火コイルを対策品と交換します。
形式 DBA-E12
製造年月日 平成27年4月7日~平成27年12月7日 26,669台
形式 DBA-E12
製造年月日 平成24年8月2日~平成26年4月3日 56台
交換修理用部品として出荷し、組付けられた車両が特定できないもの
部品番号 22448-3HD0B
平成27年4月20日~平成27年12月8日
123個
日産ノートの不具合とリコール対応状況まとめ
引用:https://www3.nissan.co.jp/vehicles/new/note/exterior_interior.html
ここまでは日産ノートの不具合情報やリコール情報についてお知らせさせて頂きました。
ここからはノートの不具合情報とリコール情報のまとめを検証していきたいと思います。
日産ノートは一万台前後が売れている車種ですからリコールが発表されると台数とかなりの数になります。
リコールは新車発表の後に発覚された不具合を運輸省に届け出て当該部品を交換するシステムになっています。
開発して販売しているメーカーの製造責任によるものですから、購入したユーザーにもディーラーを通して告知されます。
引用:https://www3.nissan.co.jp/vehicles/new/note/exterior_interior.html
「不具合が起きる可能性」ですから、購入したユーザーのクルマに既に不具合が起こっていたとしても、例としては多くない場合が多いです。
リコール発表に必要以上に不安にならず、ディーラーに予約をして当該部品の交換をしてもらいましょう。
大規模リコールになりますと部品の供給が間に合わない時のありますから、必ず在庫の確認をしてから、整備に出す方が確実だと思います。
リコールによる部品の費用や工賃は全て無料ですから安心できますね。
リコールが発生しても自分の乗っているクルマが対象になるかわからない場合はメーカーのリコールに関するサイトで車体番号を入力すれば検索する事ができます。
不具合の例としては主にガソリンエンジンモデルが挙げられましたが、e-POWERに関しては今のところは目立ったトラブルは挙げられてません。
引用:https://www3.nissan.co.jp/vehicles/new/note/exterior_interior.html
電気モーターで駆動するシステムですが駆動用バッテリーに対する充電用のエンジンは搭載されていますから今までのようにオイル交換などは必要になってきます。
不具合の要因となる部分はモーター駆動に関する所は未知数ですがガソリンエンジンの部分に関しては今までのモデルと共通だとの認識でよいと思います。
エアコンのコンプレッサーやCVTなどの修理費用が嵩んでしまうようなトラブルが起こってくるのは10年10万キロが1つの目安になりますから、新車で購入する場合はそれほど気にする必要はないと思います。
引用:https://www3.nissan.co.jp/vehicles/new/note/exterior_interior.html
中古車で購入する方は年式と走行距離をよく考慮して、整備の履歴をよくチェックするべきですね。
クルマの不具合は通常の整備をしっかりする事でかなり防げるからです。
サービスプログラムなどに加入してオイル交換などを定期的にしっかり行っている個体を選ぶ事が懸命で、中にはオイル交換すら行っていない個体もありますから注意が必要です。