マツダの中でも一番の販売台数を誇るのが2012年2月発売のSUV「CX-5」です。
発売時から好調な売れ行きでしたが、2017年にフルモデルチェンジ、2018年にマイナーチェンジを行い、「CX-5」は進化し続けています。
3列シートSUV「CX-8」が2017年マツダから発売されましたが、同じSUVとしてまだまだ人気を持ち続ける「CX-5」の値引きについて調べてみました。
マツダCX-5の値引きに対する相場はこれだ!
引用:http://www.mazda.co.jp
グレードの種類が多く、複雑と言われることの多いマツダCX-5ですが、まずは値引き前の価格をグレード別に見てみましょう。(1000円未満は切り捨て)
20S(2WD)・・・257.0万円
25S・・・279.7万円
20S PROACTIVE・・・280.2万円
XD(2WD)・・・288.3万円
XD PROACTIVE(2WD)・・・311.5万
XD L Package(2WD)・・・333.1万円
XD Exclusive Mode(2WD)・・・365.5万円
最も価格の低いグレードと最も高いグレードでは、100万円以上の差があります。
また、駆動方式4WDは、2WDに23万円プラスした価格となっています。
引用:https://www.sonypaymentservices.jp
さて、値引き金額ですが、オプション等込みの値引き総額の相場は時期によって違いはありますが、以下のようになっていました。
2018年11月・・・21万円
2018年8月・・・25万円
2018年4月・・・18万円
2018年1月・・・26万円
およそ10%の値引きが実施されていると言えますが、新車を購入する場合、通常では、新車はほとんど値引きされません。
なぜなら、新車の利益率は本体価格の10%程度、300万円の車ならたった30万円であると言われ、値引きをすると赤字になってしまう可能性があるからです。
引用:https://hikakuomakase.com
クルマの値引きについて一般的には、ニューモデル登場時にはほとんど値引きがない傾向にあり、発売からの期間の経過とともに徐々に値引き額が拡大していきます。
しかし、一定期間が経つとモデルチェンジが行われ、再び渋くなるというサイクルが繰り返されます。
「CX-5」は2018年3月、10月にモデルチェンジや一部改良があったため、値引きがやや渋くなっていると言えそうです。
また、「1月~3月の年度末決算期」、「6、7月の夏季ボーナス時期」、「8月下旬~9月の中間決算期」、「12月のボーナス・年末商戦」などの決算期に値引きが大きくなることもありますが、決算期の要因よりもモデルチェンジによる影響の方が大きくなっています。
マツダCX-5の値引き限度はどの程度?
引用:https://carview.yahoo.co.jp
マツダCXー5の車体値引きの限界額は23万円と言えそうです。
前項では、「CX-5」値引き金額の相場が26万円あった月もあると述べましたが、こちらの値引きはオプションなどを含めた値引き総額を表しています。
マツダなど自動車メーカーは、自社の商品であるクルマを安売りしてメーカーの価値を落としたくはありませんから、クルマ本体の値引き価格を抑制しています。
そこで、ディーラー(販売店)は、購入したいという方には、本体以外の部分で値引きができるか検討するのです。
オプションとは、最初から標準装備として付いている装備以外に選べるパーツや装備などです。
オプション値引き率は、10~20パーセントであると言え、30万円分のオプションを付けた際に10パーセントの値引きがされると3万円引きになるので、本体値引き23万円と合わせて26万円の値引きとなるということです。
引用:https://www.zba.jp/car-kaitori/cont/column-20160929/
さて、オプションとは言っても、値引きが適用されるのはディーラーオプションだけです。
オプションには、メーカーオプションとディーラーオプションがあります。
メーカーオプションとは、クルマを工場で作るときに一緒に組み付けるオプションのことで、サンルーフや本革シートなどがあります。
注意したいのは、後で付けることはできないということで、購入時に注文する必要があります。
ディーラーオプションとは、納車時に販売店(ディーラー)で付けてもらうものです。
ディーラーオプションとして購入するナビやオーディオは、もし故障してしまってもディーラーで保証が効きます。
クルマの購入時には付けなかったオプションアイテムでも、購入後に取り付けることが可能です。
そして先ほども述べているように、値引きの対象となるのは、ディーラーオプションです。
引用:https://cx-5osusumeblog.com/?p=477
「CX-5」のディーラーオプションの中でも大きく値引きがされるのは、次の4つです。
フロアマット
ドアバイザー
ボディーコーティング
ETCなどのパーツ取付け工賃
これらは、購入者のほとんど全員が付けると想定されます。
ほとんど全員が付けると予想されるのでサービスとして提示される可能性が高いようです。
引用:http://www.mazda.co.jp
逆に、値引きがあまりされないオプションとしては、
エアロパーツ
カスタムパーツ
タイヤ・ホイール
といった、エクステリア系のようです。
こちらは、予算に余裕がある人が付ける傾向があり、ディーラーは値引きにはあまり応じないと考えられます。
引用:http://mansion-jicl.net
マツダCX-5の値引き目標はここに設定しよう
引用:http://www.mazda.co.jp
車雑誌やインターネットで検索すると、クルマの値引き情報はたくさん掲載されています。
しかし、実際にディーラーに見積もってもらうと、目標の値引き金額を大きく下回ることが多いようです。
では、掲載されている値引き情報は、嘘なのでしょうか。
決してそんなことはありませんが、掲載情報のように自分にも大きな値引きをしてもらうためには、交渉にテクニックが必要なのです。
まず、値引きの相場や近くにマイナーチェンジの情報がないかなど、情報をたくさん仕入れて整理しておきます。
ここでは先の項で述べたように、2018年10月のマイナーチェンジにより値引き率が下がっていると想定して、オプション等込みの値引き総額目標を11月の相場に合わせて21万円とします。
本体価格から18万円、ディーラーオプションから3万円が目標です。
引用:thttps://app.dcm-gate.com
さて、ディーラーを訪ねる間合い、最初から購入するから値引きしてもらいたい!という様子を見せることは、お勧めできません。
店員も仕事として、大きな値引きを前提に話を進めてしまっては、商売にならないため、厄介なお客さんとして見られてしまうからです。
オススメは、他社と迷っているので今日は話を聞きたい、という雰囲気を出すことです。
そうなると、ディーラーは、ライバル社にお客さんを取られてしまっては困るので、親身になって相談に乗ってくれたり、値引きやオプションのサービスを提案してくれるかもしれません。
「マツダ・CX-5」のライバル車には、「トヨタ・CH-R」や「ホンダ・ヴェゼル」、「スバル・フォレスター」などがあるので、「CX-5」が大本命であっても、簡単なライバル車情報は頭に入れておくと、交渉する上で比較ができます。
そして、1回の訪問で購入を決めてしまうのではなく、納期に2~3か月がかかることも計算に入れたうえで時間に余裕をもって、複数のディーラーで見積もりを出してもらうと、値引き額を競わせることもできます。
目標値引き金額を21万円と設定してみましたが、12月の年末に向けて値引きをすることも考えられますので、目標を上回るような見積もり金額を出してもらえることが合格かもしれません。
大人気のSUV「マツダ・CX-5」をできることなら、値引きしてもらって購入し、上質で快適な走りをドライバーとして楽しめるよう、ご参考になれば幸いです。